必勝！恋愛術

クライアントの社員や、Yシャツを買いに行ったスーツ屋でちょっと社交辞令を交わした相手、これも真っ当な出会いとなります。このような些細な出来事において、男として、女としての自覚を急いで消そうとした経験はありませんか？
そんな大げさに「出会いの日時」を定義づけるなんて、無意味なことです。「流石にこの状況では勝ち目はないだろう」なんていうかしこまった場でも、不意にラブラブなお付き合いに結びつくかもしれません。
「蓼食う虫も好き好き」という言葉も知られていますが、ベタベタの恋愛のさなかには、男性も女性も、ちょっとだけ地に足がついていないような心理状態と言っても過言ではありません。
女の子同士とばかり一緒にいると、出会いはみるみる去ってしまいます。親友との関係はキープしてもかまいませんが、平日の夜や休暇などはなるたけ誰ともつるまずに暮らすと良いですね。
恋愛中の一番楽しい時期には、概していえば“華やぐ心”を作るホルモンが脳内に分泌されていて、わずかに「テンションが高い」感じに陥っています。

出会いがないという人の多くは、ネガティブである傾向があります。最初から、自分自身から出会いの潮合いを見流していることが多いのです。
「テリトリーシェア」と称される恋愛テクニックは、気になる男性の最寄り駅にお題が変わったときに「あー、それって私が予約を入れようとしたレストランのある住所だ！」と言うという技法。
実を言えば、恋愛には思いが届くきちんとしたテクニックが確立されています。女性に積極的になれないという男性でも、れっきとした恋愛テクニックを身に付ければ、出会いをキャッチし、意外なほど自然な恋愛を楽しめるようになります。
異性の前で恥ずかしがらない拙者のことをお話すると、勤務先から、散歩中に暖簾をくぐった小洒落たバー、咳が止まらなくて受診した医院の診察室まで、ありふれた所で出会い、恋仲になっています。
「勉強が手につかないくらい好き」というテンションで恋愛したいのがティーンエイジャーの特質ですが、ハナから恋人関係になるのではなく、とりあえずその男の人を“真剣に知ろうとすること”が重要です。